新聞連載コラム「商いは芸」
新聞連載コラム「商いは芸」2004年9月24日号
派手なピンク色をした、いまや大人気の「ノバうさぎ」。
人形、キーホルダー、Tシャツとキャラクターグッズがたくさん売られている。
気がつくと英会話の「NOVA」よりも、「ノバうさぎ」のいる「NOVA」と印象が逆になってしまっている。
キャラクターの人気がいつの間にか〝ひとり〟歩きを始める。
ところが、このキャラクターがひとり歩きすればするほど、本体の会社の経営が潤う。
まことに親孝行なのだ。「可愛い子には旅をさせろ」である。
「不二家」の「ペコちゃん」サンリオの「キティーちゃん」も同じである。「ノバうさぎ」にしても「ペコちゃん」にしてもそのお店の事業内容や商品などとなにも関係ない。
ほとんど同じ内容の商品がふたつ並んでいたとしたら、おなじみのキャラクターがいる方を選ぶ人が多いのではないだろうか。
そう考えると、お客さんを呼んできてくれる、トップセールスマンなのだ。うさぎさんにダンスを踊ってもらうことでお客さんに来てもらえる。まさしく〝芸〟の力といえそうだ。
