新聞連載コラム「商いは芸」
新聞連載コラム「商いは芸」2005年5月17日号
五月に入り、やっと花粉症も一段落しそうだ。
今年は、ホントウにつらかった。花粉症グッズなるものをずい分と買った。なかでもアロマテラピーの力で症状を緩和してくれるという、テープは大活躍してくれた。両耳の後ろ側と、胸の真ん中に貼るのだが、発作のように続くくしゃみや、ひっくり返して洗いたくなる目のかゆみから救ってくれた。
花粉症は、いまや社会問題だ。大幅に仕事の能率が落ちる。日本全体では、とても大きな損失だ。
花粉症の原因となる杉は、アメリカ産のものが、多いそうだ。日本杉は、大きくなるまでに時間がかかるが、アメリカ杉は、成長が早くお金になりやすいのだそうだ。
しかし、難点があの大量の花粉。日本杉と違い、風が吹くと凄い勢いで花粉が飛び散る。 花粉症とティシュペーパー、きってもきれない間柄だ。
花粉というしかけで、その後に大量のティシュペーパーが、売れる・・。
なんと大仕掛けの “商い” だろうか。
風が吹けば桶屋が儲かるのは許せるが、花粉が飛んで製紙会社が儲かるのは許し難い。
「てやんでー “商い” とは、もっと粋なもの」怒る江戸っ子の声が聞こえてきそうだ。
