新聞連載コラム「商いは芸」
新聞連載コラム「商いは芸」2006年2月14日号
モノの時代には、情報といえば、テレビCM、新聞とマスコミが効果的だった。
しかし、目の肥えた消費者には、いまや通用しなくなってきた。
宣伝効果も効かずモノが売れなくなったいま、元気がいいところがある。
それは、いわゆる健康食品や化粧品である。それも結構な値段のモノだ。
さて、どうして売れているのでしょうか?
答えは口コミ。
「ねぇねぇ、知ってる ?今度出た○○って・・」
知り合いから知り合いへとまたたく間のうちに広がるウワサ話の効果だ。
おいしいお店などは、いまや主婦たちの口コミで、お昼はいっぱいである。
また、女子高生から火のついたトレンドが流行を作る。企業もいかにして女子高生を捕まえるかが分かれめのようだ。
男性が産業の担い手だった社会から、女性パワーが、ブームを巻き起こす社会へと変わってきた。
しかも、その手法が、女性の得意とする「おしゃべり」というのはおもしろい。
楽しいおしゃべりで、モノが売れてしまうとは、やはり女性パワーはスゴイ。
また、その裏には、度重なる企業の不祥事に、信頼できなくなった消費者の気持ちが現れている。
信用できない企業よりも、仲のよい友人の勧めてくれる商品の方が、安心して買うことができるわけだ。
おしゃべりで経済効果を生む。
これからのモノの売れ行きは、いかに女性たちの口にのぼるかが決め手となりそうだ。
